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ブランド名は「EPYC」、AMDの新型プロセッサデータセンター向けサーバ用

AMDは、データセンター向けサーバ用新型プロセッサ(コードネーム:Naples)のブランド名を「EPYC」にすると発表した。

» 2017年05月22日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

最大32コアのx86処理エンジン「Zen」を搭載

新型プロセッサ「EPYC」の外観

 AMDは2017年5月、データセンター向けサーバ用新型プロセッサ(コードネーム:Naples)のブランド名を「EPYC」にすると発表した。最大32コアのx86処理エンジン「Zen」を搭載したプロセッサで、EPYCベースのサーバは2017年6月より、OEMなどから供給が始まる予定である。

 EPYCは、投資家向けのイベントである「2017 AMD Financial Analyst Day」でそのパフォーマンスなどが示された。最大32コアを集積したSoCで、1コア当たり2つのスレッドを実行することができる。また、デュアルソケットのサーバでは、16のメモリチャネル上で、最大32 DIMM(Dual Inline Memory Module)のDDR4をサポートすることができ、メモリ容量は最大4Tバイトまで対応することが可能である。さらに、128レーンのPCIeに対応する高速I/Oを備えており、外部にチップセットを用いる必要はない。

2017 AMD Financial Analyst Dayで示されたデータセンター向けプロセッサのロードマップ 出典:AMD

 この性能を競合する製品と比べると、「コア数で45%、入出力容量は60%、メモリ帯域幅は122%になる」と主張する。この他、デュアルソケットのシステムでは2個のEPYCをコヒーレントに接続するための「Infinity Fabric」を備えている。また、セキュリティ専用のハードウェアなども搭載したという。

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