Western Digital(WD:ウエスタンデジタル)は2017年6月26日(米国時間)、東芝メモリの買収案を、米投資ファンドとともに再提出した。
Western Digital(ウエスタンデジタル)は2017年6月26日(米国時間)、米投資ファンドのKKR(Kohlberg Kravis Roberts)とともに、東芝のメモリ事業子会社である東芝メモリの買収について、再提案を行ったと発表した。
東芝は2017年6月21日に、東芝メモリの売却に関して、産業革新機構、BainCapital(ベインキャピタル/本社:米国)、日本政策投資銀行(DBJ)からなるコンソーシアムを優先交渉先に決定したと発表したばかりである。直後にWestern Digitalも、「東芝メモリ売却は契約違反」と、従来と一貫した主張を発表した。
東芝は、2017年6月28日開催予定の定時株主総会までに同コンソーシアムとの最終合意にこぎ着け、「各国競争法などの必要な手続を経て、2018年3月末までの売却完了を目指す」としていた。Western Digitalは、この株主総会までに提案書の送付を間に合わせたかったと考えられる。
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