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ET2017 特集

IoTを支えるDigi、広い無線規格と開発短期化に強みET2017(2/2 ページ)

» 2017年11月28日 15時30分 公開
[松本貴志EE Times Japan]
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超小型ネットワークモジュール「ConnectCore 6UL」を搭載した安全運転管理システム

 さらにブースではディジ製品の搭載事例として、超小型組み込みネットワークモジュール「ConnectCore 6UL」を組み込んだ安全運転管理システムを紹介。自動車のシガーソケットに挿すだけで、センサー、GPS、LTEモジュールによって車両の各種情報がクラウドに送信され、事故や無駄な走行の抑止により営業車に関わるコストカットを達成できるという。

「ConnectCore 6UL」を組み込んだ安全運転管理システム(クリックで拡大)

 このシステムに組み込まれたConnectCore 6ULは、ARM Cortex-A7ベースのプロセッサ「i.MX6UL-2」(NXP Semiconductors製/動作周波数528MHz)を搭載し、システム動作に必要なセンサーと通信を1チップで制御できる。また、必要なOSとモジュールドライバーはポーティング済みで提供されるので、本システム開発者は数カ月の開発期間でデバイスを完成させたという。

 組み込みIoTに関する顧客の要求に、全方位で対応する姿勢を見せたET2017のディジブース。同社リージョナルダイレクタの江川将峰氏は「無線通信対応など下回りの開発に労力を割かずに、顧客はアプリケーションの開発に専念できる。IoT、M2M(Machine to Machine)に関わる製品を全て供給できるのが我々の強みだ」と同社製品ラインアップの特長を語った。

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