ソフトバンクは2018年4月26日、IoT(モノのインターネット)向けLTE規格であるNB-IoTおよびCat. M1(カテゴリーM1)のネットワーク構築を完了し、商用サービスを開始したと発表した。
ソフトバンクは2018年4月26日、IoT(モノのインターネット)向けLTE規格(セルラーIoT規格)であるNB-IoTおよびCat. M1(カテゴリーM1)のネットワーク構築を完了し、商用サービスを開始したと発表した。同社によれば、NB-IoTの商用サービスを開始したのは、「国内では初めて」だという。同社が既にサービスを開始しているCat. 1に続く、セルラーIoTのサービスとなる。
ソフトバンクは今回の商用サービスの開始に合わせて、専用の「IoT料金プラン」を用意した。同社は、IoTを活用するための「IoTプラットフォーム」を法人向けに提供しているが、このIoTプラットフォームと併用することで、契約回線数にかかわらず、1回線当たり10Kバイトまで月額10円(税抜き)で利用できるプランなど、月々のデータ通信量に合わせて4種類のプランを提供するという。この他、IoTプラットフォーム利用料として、初期費用と月額費用がかかる。
ソフトバンクの発表によれば、NB-IoTの最大通信速度(理論値)は、下りが27kビット/秒(bps)で上りが63kbps。Cat. M1は下りが0.8Mbpsで上りが1Mbpsとなっている。
今後は、村田製作所、Gemalto、Sierra Wireless、Quectel Wireless Solutionsと、NB-IoTおよびCat. M1に準拠した通信モジュールを順次提供する予定だ。
ソフトバンクは2016年11月に、Huaweiのプライベートイベント「第7回グローバル・モバイル・ブロードバンド・フォーラム」において、NB-IoTのデモを行っていた(関連記事:「ソフトバンクがNB-IoTの屋外デモ、「国内初」」)。
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