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明電舎、EV用モーター・インバーターの量産設備を増強投資金額は約70億円

明電舎は2018年7月31日、電気自動車(EV)用モーター、インバーターの量産設備を増強すると発表した。投資金額は3事業所合計で約70億円。

» 2018年08月01日 10時30分 公開
[松本貴志EE Times Japan]

 明電舎は2018年7月31日、電気自動車(EV)用モーター、インバーターの量産設備を増強すると発表した。同社は今回の設備投資について、「需要拡大が見込まれるEV用モーターなどの自動車用部品の生産体制を強化し、さらなるEV事業拡大を目指す」と説明している。

投資金額は3事業所合計で約70億円

 今回の設備投資は、同社名古屋事業所、沼津事業所、そして同社100%子会社の甲府明電舎と3事業所が対象となる。投資金額は3事業所合計で約70億円。

 名古屋事業所では、工場建屋の改築と設備導入を実施。EV用一体型モーター・インバーターを生産する。着工は2019年1月、稼働開始時期は2019年11月を見込む。延べ床面積は4620m2で、最大年間生産台数は17万台となる。

 沼津事業所では、既存生産ラインの増強を実施し、EV用インバーターを生産する。着工は2018年11月、稼働開始時期は2019年5月。延べ床面積は240m2で、最大年間生産台数は12万台を想定する。

 甲府明電舎は、建屋新設と設備導入を実施し、EV用モーターを生産する。着工は2018年11月、稼働開始時期は2019年11月。延べ床面積は2660m2で、最大年間生産台数は17万台となる予定だ。

甲府明電舎の新設建屋イメージ 出典:明電舎

 同社は、「今後も市場拡大に合わせてさらなる投資を検討する」とコメントしている。

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