米国半導体工業会(SIA:Semiconductor Industry Association)によると、2018年8月の半導体売上高は全ての製品カテゴリーと市場で引き続き堅調で、前年同月比、前月比ともに増加したという。
米国半導体工業会(SIA:Semiconductor Industry Association)によると、2018年8月の半導体売上高は全ての製品カテゴリーと市場で引き続き堅調で、前年同月比、前月比ともに増加したという。
SIAによると、2018年8月(2018年6〜8月の3カ月平均値)の半導体売上高は、過去最高となる401億6000万米ドルだった。2018年8月の売上高は同年7月から1.7%、2017年8月から14.9%増加した。なお、この集計は、世界半導体市場統計(WSTS)が実施したものである。
半導体市場は過去2年間、一貫して堅調な成長を示しており、ここ数カ月は連続で過去最高の売上高を記録している。ただし、15カ月連続で20%以上の成長を記録した後、ここ数カ月間の年間成長率は鈍化している。2018年7月の3カ月平均売上高は、2017年7月と比べて17.9%の増加となった。
SIAのプレジデント兼CEO(最高経営責任者)であるJohn Neuffer氏は、記者会見で、「ここ数カ月は対前年度成長がやや緩やかになっているものの、売上高は主要半導体製品カテゴリーと地域市場全体で依然として堅調である。対前年度成長は、中国市場と米国市場が最も大きい」と語った。
WSTSによると、前年比売上高は、中国で27.3%、米国で15%、欧州で9.5%、日本で8.4%、アジア太平洋地域で4.7%増加したという。なお、WSTSは、50社以上の半導体企業が加盟し、加盟企業の売上高データを集計している。
また、前月比売上高は、米国で3.6%、中国で2.1%、アジア太平洋地域で4.7%増加したが、日本では0.1%、欧州では1.4%減少したという。
【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】
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