ON Semiconductor(オン・セミコンダクター)は2019年3月27日(米国時間)、Wi-Fi用チップセットなどを展開するQuantenna Communicationsを買収すると発表した。買収金額は10億米ドル以上。ON Semiconductorが現金で1株当たり24.50米ドルでQuantenna株式を取得する。【訂正あり】
ON Semiconductor(オン・セミコンダクター)は2019年3月27日(米国時間)、Wi-Fi用チップセットなどを展開するQuantenna Communicationsを買収すると発表した。買収金額は10億米ドル以上。ON Semiconductorが現金で1株当たり24.50米ドルでQuantenna株式を取得する。
Quantennaは、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、チップセットおよび、ソフトウェアなどで構成するWi-Fiソリューションを展開している。2018年度(2018年12月期)売上高は前年比25%増の約2億2000万米ドルだった。
ON Semiconductorは、既に展開している電源管理IC製品やBluetooth関連製品に、QuantennaのWi-Fi関連製品を組み合わせ、自動車市場や産業機器市場での事業規模拡大を狙う。
ON Semiconductor 社長兼CEOのKeith Jackson氏は、「Quantennaの買収は、インダストリアルおよび、オートモーティブ市場における当社の存在感を強化に向けた、新たな1歩だ。ON Semiconductorの極めて効率的なパワーマネジメントの専門技術と幅広い営業/販売の範囲および、業界をリードするQuantennaのWi-Fiテクノロジーとソフトウェアの専門技術の組み合わせにより、インダストリアルおよび、オートモーティブのアプリケーションにおける、低電力コネクティビティの急成長市場に対応する、強力なプラットフォームが誕生する」とコメントしている。
買収は、Quantennaの株主の承認、規制当局の承認などを経て、2019年後半に完了する見込みだ。
【おわびと訂正】初出時、ON Semiconductor CEOの肩書き、氏名の記載に誤りがありました。おわびして、訂正します。(2019年3月28日午後4時55分/EE Times Japan編集部)
会津富士通セミコン、「オンセミ会津」に
オンセミ、LiDARを手掛けるSensL Technologiesを買収
LPWAとWi-Fi HaLow、完全に競合する可能性も
ルネサス、IDT買収に向けた関係当局の承認を全て取得
Infineon、ウエハー分割技術持つ新興企業を買収
STがSiCウエハーメーカーNorstelを買収Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング