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5G 人からモノへ 〜「未踏の時代」迎えた無線技術 特集

第5世代(5G)移動通信システムの周波数割り当て福田昭のデバイス通信(210) 2019年度版実装技術ロードマップ(21)(2/2 ページ)

» 2019年11月13日 10時30分 公開
[福田昭EE Times Japan]
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移動通信事業者4社に10枠を割り当て

 これらの周波数枠に対し、移動体通信事業者4社が割り当てを申請した。具体的には、NTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー、ソフトバンク、楽天モバイルである。NTTドコモとKDDI/沖縄セルラー、ソフトバンクはそれぞれサブシックスで2枠、28GHz帯で1枠を申請した。楽天モバイルはサブシックスと28GHz帯ともに1枠ずつの申請である。サブシックスの申請数は7枠となり、1社の希望枠1枠が不足する状況となった。

移動通信事業者4社の5G周波数割り当てに関する申請内容。なお、このスライドはロードマップには掲載されていないので注意されたい。出典:総務省総合通信基盤局「第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望」(2019年6月27日公表) (クリックで拡大)

 申請内容を審査した結果、ソフトバンクに対する割り当ては申請に対して1枠、減らされることとなった。すなわち3.7GHz帯の5枠が4社(KDDI/沖縄セルラーが2枠、残り3社は1枠ずつ)に、4.5GHz帯の1枠がNTTドコモに割り当てられた。28GHz帯の4枠は、申請した4社が1枠ずつを獲得した。

移動通信事業者4社に対する割り当ての結果。なお、このスライドはロードマップには掲載されていないので注意されたい。出典:総務省総合通信基盤局「第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望」(2019年6月27日公表) (クリックで拡大)

次回に続く

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