ON SemiconductorのCMOSイメージセンサーを用いた開発支援プラットフォーム2点の展示も行っていた。
「産業用カメラ開発プラットフォーム」として紹介されていたのは、NVIDIA Jetson TX2にOn Semiconductorの120フレーム/秒高速読み出しに対応したローリングシャッター方式4MピクセルCMOSイメージセンサー「AR0430」を搭載したもの。「ステレオカメラ開発プラットフォーム」として紹介されていたのは、Xilinx Zynq UltraScale+(ZU3EG)を搭載したボード「Ultra 96」に、車載向け1MピクセルCMOSイメージセンサー「AR0144」を2つを実装したメザニンカードを組み合わせたものだ。説明担当者は、「これまで評価キットは出していたが、顧客やよりカメラのモジュールに近いところからスタートしたいという要望があり、非常に効果的なソリューションだ」と説明していた。今後、パートナー各社と協業しながら市場に展開していく方針だという。
このほか、日本初公開となる、Bluetooth meshネットワーク通信のデモも実施。デモは、スマートフォンによって3つのLEDライトを制御するというもので、スマホ上のアプリケーションを用い3つのLEDを一度に制御したり、個別に制御したりする様子が確認できた。利用者はBluetooth Mesh Networking CMSIS-Packを用いて、簡単にシステム構成が可能だ。今回利用していたモバイル版のメッシュアプリは開発中のものだったが、近日中に公開予定という。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.