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ローカル5G活用をサポートするサービス開始、富士通25年度までに累計売上高1000億円目指す(2/2 ページ)

» 2020年10月09日 09時30分 公開
[永山準EE Times Japan]
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ローカル5G導入の課題を解決する2つのサービス

 同日提供を開始した新サービスは2つだ。1つ目は、自営無線システムのPoC(Proof of Concept)、免許申請、電波測定、設計/構築、運用/保守までワンストップで同社の専門技術者がサポートする「プライベートワイヤレスマネージドサービス」だ。自衛無線システムに関する専門性、特殊性の高いステップを一括でサポートすることで、顧客のワイヤレスへの不安を払拭し、導入のハードルを下げる。

 ここでは、28GHz帯、NSA構成のローカル5Gのほか、Wi-FiやsXGP、自営BWAを含めた手段から顧客環境、ユースケースに合わせて提案していく。同社は、「ローカル5Gはあくまで1つの手段であり、さまざまなワイヤレス手段を適材適所に活用することが重要だ」と説明している。なお、4.7GHz帯、SA構成のローカル5Gには2020年度第4四半期から対応する予定だ。

プライベートワイヤレスマネージドサービスについて 出典:富士通

 もう1つの新サービスは、自営無線システム導入にあたり必要となる基地局やコアネットワーク機能および、それらの運用管理に必要な機能をクラウドサービスとして月額利用できる「プライベートワイヤレスクラウドサービス」だ。初期費用は100万円から、月額利用料は40万円からとなっており、「初期導入コストを抑えたスモールスタートが可能になる」としている。

 なお、現時点では、自営BWAの対応のみで、2021年第1四半期から4.7GHz帯、SA構成のローカル5Gに対応する予定だ。その際の価格については「現時点で出せる段階ではないが、目的は顧客とともにチャレンジするというものであり、期待に応えられるような価格帯を目指す」としている。

プライベートワイヤレスクラウドサービスについて 出典:富士通
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