京セラは、高輝度レーザー光源を手掛ける米国Soraa Laser Diode(SLD Laser)を100%子会社化することで合意した。
京セラは2020年11月、高輝度レーザー光源を手掛ける米国Soraa Laser Diode(ソラー・レーザー・ダイオード、以下SLD Laser)との間で、SLD Laserを100%子会社化することに合意したと発表。関連当局の認可や承認が得られ次第、京セラのグループ会社として事業を展開していく予定。
SLD Laserは2013年に設立され、GaN(窒化ガリウム)製レーザーダイオード製品を開発、製造、販売している企業である。同社のレーザー光源はモビリティや特殊照明器具、民生機器、産業機器などの用途に用いられている。安全性にも優れ、ANSI/ULやIECの安全認証を取得しているという。
京セラは今後、ファインセラミックスをはじめ既存事業で培った生産技術や研究開発力と、SLD Laserが保有する技術を組み合わせることで、新市場の創出や開拓につながる新製品の開発に力を入れていく。
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