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Uber ATG売却報道など自動運転関連で注目ニュース相次ぐトレンドを反映(3/3 ページ)

» 2020年12月01日 12時00分 公開
[Egil JuliussenEE Times]
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Amazonの「イン・ガレージ・デリバリー」

 Amazonは「CES 2019」(2019年1月8〜11日、米国ネバダ州ラスベガス)において、通販利用者の自宅車庫への置き配サービス「イン・ガレージ・デリバリー(In-Garage Delivery)」を開始すると発表した。これは、Amazon Prime会員だけが使用できるサービスで、「MyQスマートガレージドアオープナー(MyQ Garage Door Opener)」をガレージに設置する必要がある。Amazonは2019年4月当時、このサービスを米国の50都市でのみ先行実施していたが、2020年11月に、米国内の4000都市以上に拡大すると発表した。

 数千万人ものAmazon Prime会員が、同社のIn-Garage DeliveryサービスのKeyにアクセスすることができる。このサービスを利用できる会員は、人と接触することなく自宅のガレージに荷物を配送してもらったり、AmazonアプリのKeyを使用して、配達確認を行ったりすることが可能だ。また、Whole Foods MarketやAmazon Freshで注文した商品を、自宅ガレージで受け取ることもできる。

 こうした動向は、自動運転車をベースとした商品の配達を実現していく上で、長期的に見て重要だといえる。このような技術は、現在台頭している歩道用自動運転車や、商品配達専用の自動運転車などでも有用ではないだろうか。

Amazonが米国の4000以上の都市に拡大する「イン・ガレージ・デリバリー(In-Garage Delivery)」 画像:Business Wire

【翻訳:滝本麻貴、田中留美、編集:EE Times Japan】

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