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NDK、低位相ジッタの差動出力水晶発振器を開発2520サイズで最大60フェムト秒

日本電波工業(NDK)は、小型で低位相ジッタ特性を実現した差動出力水晶発振器を開発、サンプル出荷を始めた。2022年4月より量産を始める予定。

» 2021年06月14日 13時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

出力はLVPECLとLVDSに対応

 日本電波工業(NDK)は2021年6月、小型で低位相ジッタ特性を実現した差動出力水晶発振器を開発、サンプル出荷を始めた。2022年4月より量産開始の予定。

 新製品は、出力がLVPECL(低電圧ポジティブECL)対応の「NP2520SAB」と、LVDS(低電圧差動信号)対応の「NP2520SBB」を用意した。いずれも外形寸法は2.5×2.0×最大0.9mmと小さい。公称周波数範囲は100M〜170MHzである。

 同社は既に2520サイズの差動出力水晶発振器を発売しているが、今回はさらにノイズ低減に取り組み、12k〜20MHz間での位相ジッタを最大60フェムト秒(発振周波数156.25MHz、電源電圧3.3V、25℃)とした。現行品の位相ジッタは最大100フェムト秒であった。電源電圧は2.5V/3.3V、動作温度範囲は−40〜85℃(オプションで105℃まで対応)である。

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