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TE、高精度のダイナミック傾斜センサーを発表ジャイロスコープ補正を採用

TE Connectivity(TE/日本法人:タイコエレクトロニクスジャパン)は、ジャイロスコープ補正を用いることで、高精度の傾斜出力を実現したダイナミック傾斜センサー「AXISENSE-G」を発表した。農業機械や高所作業車、建築機械などの用途に向ける。

» 2021年08月13日 09時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

農業機械や高所作業車、建築機械などの用途に提案

 TE Connectivity(TE/日本法人:タイコエレクトロニクスジャパン)は2021年8月、ジャイロスコープ補正を用いることで、高精度の傾斜出力を実現したダイナミック傾斜センサー「AXISENSE-G」を発表した。農業機械や高所作業車、建築機械などの用途に向ける。

AXISENSE-Gの外観

 AXISENSE-Gは、加速度や回転速度、温度を測定するためのセンサーを組み合わせて用いる。デジタル信号処理回路では、加速度計とジャイロスコープの出力キャリブレーションや温度キャリブレーションなども行う。また、信号調整回路は、カスタム可能なフィルターレベルと、カスタム可能なノイズ出力オプションを備えており、ノイズの多い環境下でも十分に対応できるという。

 動作温度範囲は−40〜85℃と広く、精度は静的状態で±0.5°、動的状態で±1.5°と高い。また、最大±75°のピッチおよび、ロール角を同時に測定でき、100ミリ秒未満という高速な応答性で、低ノイズの出力が得られるという。さらに、コンパクトで耐衝撃性に優れたプラスチック筐体を採用。IP67保護等級により、結露やオイル、グリス、燃料および、その他汚染物質のある過酷な環境下でも優れた保護性能を実現する。

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