村田製作所、ベトナムにコイルの新生産棟建設へ:投資額43.2億円、23年8月完成予定
村田製作所は2022年6月9日、ベトナム・ダナン市にコイル製品の新たな生産棟を建設すると発表した。投資額は43億2000万円(建屋のみ)で、2022年6月から建設に着工し、2023年8月の完成を予定する。
村田製作所は2022年6月9日、ベトナム・ダナン市にコイル製品の新たな生産棟を建設すると発表した。投資額は43億2000万円(建屋のみ)で、2022年6月から建設に着工し、2023年8月の完成を予定する。
新生産棟を建設するのは、村田製作所の子会社で、コイル製品を製造するMurata Manufacturing Vietnamの拠点(ダナン市)。新生産棟は、建築面積5486m2で、地上4階建て延床面積2万2637m2になる。
建設する新生産棟の完成イメージ[クリックで拡大] 出所:村田製作所
村田製作所では、「今回の新生産棟の建設により、電子機器/車載向けコイル製品の中長期的な需要の増加に対応できる体制を構築する」としている。
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村田製作所は2022年3月8日、生産子会社の出雲村田製作所が、イワミ工場(波根)で新生産棟の建設を同年3月24日に開始すると発表した。総投資額は約120億円で、積層セラミックコンデンサーの中長期的な需要に対応できる体制の構築を目指す。
- 野洲事業所の新生産棟完成、村田製作所
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- 太陽誘電、マレーシアの生産子会社に新工場棟建設
太陽誘電は、積層セラミックコンデンサーの需要増に対応するため、マレーシアの生産子会社「TAIYO YUDEN(SARAWAK)」に新工場棟を建設する。竣工は2023年3月で、投資額(建屋のみ)は約180億円を予定する。
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