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日本政府の科学技術政策と実装技術ロードマップの重要性福田昭のデバイス通信(378) 2022年度版実装技術ロードマップ(2)(1/2 ページ)

今回から、「2022年度版 実装ロードマップ」の第2章「注目される市場と電子機器群」の概要を複数回に分けて説明していく。

» 2022年12月21日 11時30分 公開
[福田昭EE Times Japan]

第2章「注目される市場と電子機器群」は6つの節で構成

 電子情報技術産業協会(JEITA)が3年ぶりに実装技術ロードマップを更新し、「2022年度版 実装ロードマップ」(書籍)を2022年7月に発行した。本コラムではロードマップの策定を担当したJEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会の協力を得て、ロードマップの概要をシリーズで紹介している。シリーズの初回である前回は、発行の経緯や書籍の仕様と購入方法、章立ての構成、解説動画の存在、2019年度版の読者アンケート結果などを報告した。ロードマップ全体では、第1章「総則」に相当する部分である。

「2022年度版 実装ロードマップ」の表紙(左)と目次(右) 「2022年度版 実装ロードマップ」の表紙(左)と目次(右)[クリックで拡大] 出所:JEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会(2022年7月7日に開催された完成報告会のスライド)

 今回からは、第2章「注目される市場と電子機器群」の概要を複数回に分けて説明していく。第2章は6つのパート(節)で構成される。パート名を順番に述べると、第1節(2.1)は「科学技術・イノベーションに係る国内外の動き」、第2節(2.2)は「電子機器群の分類と定義」、第3節(2.3)は「ヒューマンサイエンス」、第4節(2.4)は「情報通信」、第5節(2.5)は「モビリティー」、第6節(2.6)は「新市場・新材料・新技術」となる。

第2章「注目される市場と電子機器群」を構成する6つのパート(節) 第2章「注目される市場と電子機器群」を構成する6つのパート(節)。なお「2.2 ヒューマンサイエンス」以降はナンバリングに誤りがある。正しくは「2.3 ヒューマンサイエンス」〜「2.6 新市場・新材料・新技術」とみられる[クリックで拡大] 出所:JEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会(2022年7月7日に開催された完成報告会のスライド)
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