続いて2000年以降に限定して「ヒューマンサイエンス」領域の論文を「PubMed(パブメド)」で検索した。材料分野では、タンパク質に関する論文が最も多く、次いで核酸(ゲノム)に関する論文が多い。医療分野では非感染症、特にがんに関する論文が圧倒的に多い。次は心疾患に関する論文である。なお日本人の死因トップツー(厚生労働省「2021年人口動態統計」、2022年9月発表)は1位ががん(悪性新生物)(死亡者に占める割合は26.5%)、2位は心疾患(同14.9%)である。
次回からは、第3節(2.3)「ヒューマンサイエンス」の概要を先述の分類に準じてご紹介していく。具体的には、第1項(2.3.1)「ヘルスケアデバイス」、第2項(2.3.2)「メディカル」、第3項(2.3.3)「人間拡張」の順番でロードマップの概要に触れる。
「ヒューマンサイエンス」「情報通信」「モビリティー」「新技術・新材料・新市場」に注目
日本政府の科学技術政策と実装技術ロードマップの重要性
電子産業が「医療・生命科学」に期待するもの
インフルエンザウイルスを高い感度で検出するバイオセンサー
100年に1度の大変革期を迎えたモビリティー産業Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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