JDI、SCKへの東浦工場建屋譲渡で最終合意 : 液晶パネルの生産は今3月末に終了
ジャパンディスプレイ(JDI)は、2023年3月10日開催の取締役会で、東浦工場(愛知県知多郡)の建屋および付帯設備を、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(SCK)に譲渡することを決め、SCKと最終契約を結んだ。2024年4月1日に物件を引き渡す予定。
ジャパンディスプレイ(JDI)は、2023年3月10日開催の取締役会で、東浦工場(愛知県知多郡)の建屋および付帯設備を、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(SCK)に譲渡することを決め、SCKと最終契約を結んだ。2024年4月1日に物件を引き渡す予定。
東浦工場の外観 出所:JDI
JDIは、東浦工場における液晶ディスプレイの生産について、2023年3月末までに終了することを、2022年5月に公表していた。そして今回、生産終了後は建屋などをSCKに譲渡することを決めた。
JDIは2023年4月以降も、同建物内に「東浦エンジニアリングセンター」を設け、設計や試作・解析などの事業活動を継続していくという。譲渡価格は公表していないが、帳簿価額は54億円である。
非接触でも高精度に指を検知するタッチパネル、JDI
ジャパンディスプレイ(JDI)は「ファインテック ジャパン2020」(2020年12月2〜4日、幕張メッセ)で、非接触でも高精度に指を検知するホバーセンサー技術を活用したタッチパネルなどを展示した。
指紋、静脈、脈波を計測、薄さ15μmのイメージセンサー
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CISを用いた可視光通信で512色エラーレス伝送に成功
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ソニー、dToF方式のSPAD距離センサーを開発
ソニーセミコンダクタソリューションズは、光子検出効率が28%と高いdToF(直接Time of Flight)方式のSPAD距離センサー「IMX611」を開発、サンプル出荷を始める。スマートフォンに向けた製品で、高い測距性能と消費電力の削減を可能にした。
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ソニー、AITRIOSを活用した有償サービスを開始
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