Intel 第13世代CPU搭載ボードを「国内初」展示 : 推論処理速度は20fps
産業用PCの設計/製造を行うダックスは、「第26回 組込み/エッジ コンピューティング展」(2023年4月5日〜7日/東京ビッグサイト)に出展し、第13世代 Intel Coreプロセッサを搭載したCPUボード「HFMB-95」を展示した。
産業用PCの設計/製造を行うダックスは、「第26回 組込み/エッジ コンピューティング展」(2023年4月5日〜7日/東京ビッグサイト)に出展し、第13世代 Intel Coreプロセッサを搭載したCPUボード「HFMB-95」を展示した。動作試験を行った後、2023年12月のリリースを予定している。
CPUボード「HFMB-95」の展示[クリックで拡大]
展示では、AI(人工知能)を使用した動体検知デモによる性能比較が行われた。第6世代 Intel Coreプロセッサを搭載したCPUボード「HFMB-85」は、推論の速度が15fps(フレーム/秒)だったのに対し、HFMB-95は、20fpsと推論の速度が高速になった。
HFMB-95のデモ(左)/HFMB-85のデモ(右)[クリックで拡大]
CPUの性能向上に合わせてCPUボードにも改良を加えた他、インタフェースも需要に合わせた変更を行っているという。アプリケーションは、交通機関の券売機や工作機械などを想定。組み込み用途で第13世代 Intel Coreプロセッサを搭載したCPUボードは、「国内初」(同社)だという。
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