Microchip、インドに複数年で3億米ドルを投資:研究開発センターを新設
Microchip Technologyは、インドでの事業拡大に向け複数年で3億米ドルの投資を行う。バンガロールやチェンナイにある拠点の拡充と、ハイデラバード研究開発センターの新設などが、主な投資先となる。
Microchip Technologyは2023年7月、インドでの事業拡大に向け複数年で3億米ドルの投資を行うと発表した。バンガロールやチェンナイにある拠点の拡充と、ハイデラバード研究開発センターの新設などが、主な投資先となる。
Microchipは、インドでの事業拡大に重点的かつ戦略的に取り組んできた。既にインドでは約2500人を社員として雇用し、半導体の設計や開発、販売、顧客サポートなどに取り組んでいる。調査会社などによれば、インドにおける半導体市場規模は、2019年の227億米ドルに対し、2026年までには640億米ドルと、約3倍の規模に達する見通しである。
そこでMicrochipは、インドにおける同社の地位をさらに強化するため、積極的な投資を展開することにした。具体的には、バンガロールやチェンナイにある拠点の拡充と、ハイデラバード研究開発センターの新設を中心に、さまざまな活動を行っていく。例えば、エンジニアリングラボの拡充、現地顧客に対する技術および業務サポートの強化、優秀な人材の獲得、地域の技術コンソーシアム後援、教育機関をサポートするための資金提供、などを予定している。
拡充するバンガロールやチェンナイにある拠点と、ハイデラバード研究開発センターの外観 出所:Microchip
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