最初に止まったマスがまさかの「昇格試験」。このマスでは、ルーレットを回して、出た目によってクイズ形式の問題を出題される。
このゲームの1マス当たりの経過時間は分からないが、いきなり受験資格が与えられるのだから、ゲーム世界の筆者はとても優秀らしい。現実のポンコツ筆者にも、少しぐらい能力を分けてもらいたい。
筆者に与えられた問題は「2022年の世界半導体市場の規模は?(選択肢1:約57億米ドル/選択肢2:570億米ドル/選択肢3:5700億米ドル)」という3択問題だ。ネタバレ防止のため正解は伏せるが、筆者は見事に正解し、昇格に成功。さらに特別手当も支給された。
次に止まったのは「市況が大きく後退。1回休み」のマスだ。一般的な人生ゲームであれば、休んでいる間に他のプレイヤーに差をつけられてしまうが、このゲームでは自分以外のプレイヤーは存在しない。ゲームマスター(担当者)に確認したところ、特に何のペナルティーもないとのことだった。
ここからは前向きなマスが続いた。まずは「世界的な半導体不足による特需」のマスに止まり、30万米ドルを獲得。次は、ボーナスマスに止まり、ルーレットの結果50万米ドルを獲得した。筆者はこれまで、人生ゲームで白色の10万米ドル紙幣までしか手にしたことがなかったのだが、今回、人生で初めて紫色の50万米ドルを見ることとなった。
さらに次のマスでは、「次世代グリーンデータセンターの中核となるメモリを開発」して50万米ドルを獲得した。メモリ業界に就職した身としては、次世代に、未来につながる技術を開発できたのは、最高に名誉なことだろう。しかし、こんなに立て続けにお金をもらっては、金銭感覚がおかしくなってしまいそうだ。
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