今回設立を発表したAI-RANアライアンスはArm、NVIDIA、ソフトバンクの3社で構想を固めたという。他に、通信機器ベンダーとしてはエリクソン、Nokia、Samsung Electronicsが参画。クラウドOSの研究開発を担う役割としてはAmazon Web Servicesが、AI領域の企業としてはDeepSigが、通信事業者としてはT-Mobileが参画する。研究活動をリードする立場として、米ノースイースタン大学も加わる。湧川氏は「AI-RANの実現に事足りるビッグネームが集まってくれた。できるだけ早い段階でAI-RANを実装して社会に役立てたい」と強調した。
AI-RANアライアンスの活動内容は、エコシステムの構築のほか、AI活用と高性能化についての研究やデータの蓄積/共有、標準化団体との連携などを予定している。
湧川氏はAI-RANアライアンスについて「『通信事業者がAIをどのように取り込むか』という、業界全体の問題として取り組みたい」と語った。
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