詳しく見てみると...
この記事は、2024年7月16日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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毎年恒例のフランスの市場調査会社Yole GroupによるCMOSイメージセンサー(CIS)市場調査結果が、2024年7月3日(フランス時間)に発表されました。2023年のCIS市場はSamsung Electronics(以下、Samusung)ら競合が足踏みする中、ソニーが前年から2ポイント伸ばして45%と首位の地位を強固にした形に。米国の輸出規制に伴うHUAWEI向け出荷減の影響などから2020年、2021年と2年連続でシェアを減らしていたソニーでしたが、スマホ市場が低迷する中、2022年から2年連続で競合とのリードを広げた結果となりました(いずれもYoleの調査ベース)
このソニーの売り上げの大きな柱の一つとされるのが、同社が独占的にイメージセンサーを供給しているAppleの「iPhone」です。ただ最近、ことし発売される見込みの「iPhone 16(仮称)」シリーズにSamsungの新型イメージセンサーが採用される可能性がある、という記事が国内外のWebメディアに掲載され話題となっていました。事実であれば今後、市場のシェア争いに大きな影響を与える可能性のある内容ですが、詳しく見てみると、どうも信ぴょう性に欠けるように感じます。
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