数百万円で導入できる! 簡易放射イミュニティ試験機:電波暗室を使わずに(2/2 ページ)
ノイズ研究所は、放電ガンタイプの静電気試験器「ESS-PS1 & GT-31S」も展示した。バッテリー駆動で持ち運びが可能なため、モビリティ機器や大型の医療機器、事務機器でも簡単に静電気試験を実施できる。
放電ガンにタッチパネルを搭載しているため、試験条件を簡単に設定できる。また、「高圧電源出力チェック」「絶縁不良チェック」「放電リレー動作チェック」の3つのプリチェック機能を搭載している。これにより、専用の測定器を使用せず、試験機の異常を早期に発見できる。IEC 61000-4-2やISO 10605規格に準拠していて、言語は日本語/英語に対応する。
ESS-PS1 & GT-31Sの展示。左=従来品「ESS-3011A & GT-30RA」(右)との比較/右=放電ガンのタッチパネル[クリックで拡大]
担当者は、「静電気試験器は、ACアダプターがないと試験ができないものが多く、持ち運びが難しい。一方で、ESS-PS1 & GT-31Sは、どこでも持ち運んで静電気試験を実施できるため、自動車メーカーなどで非常に喜ばれている」とコメントした。
- 国産のパワエレ高速回路シミュレーターに無償版が登場
スマートエナジー研究所は、「TECHNO-FRONTIER 2024」(2024年7月24〜26日、東京ビッグサイト)に出展し、パワーエレクトロニクス向け高速回路シミュレーター「Scideam(サイディーム)」の無償版を紹介した。
- 最大1500V対応の絶縁型双方向DC-DCコンバーター
TDKラムダは、「TECHNO-FRONTIER 2024」(2024年7月24〜26日、東京ビッグサイト)に出展し、絶縁型双方向DC-DCコンバーター「EZA11K」シリーズの新製品を展示した。直列接続ユニット「EZA11K-SU」を使用して6台を直列接続することで最大1500Vまで対応する。
- 手作業のミス防止へ エッジAIカメラでリアルタイム解析
村田製作所は「TECHNO-FRONTIER 2024」にて、AI(人工知能)演算機能を搭載したカメラによる工程管理ソリューションを展示した。製造業における手作業の工程をリアルタイムで解析することで、ミス防止や作業スピード向上が期待できるという。
- 大容量/発火リスクなし インフラを支える亜鉛二次電池
日本ガイシは「TECHNO-FRONTIER 2024」にて、開発中の亜鉛二次電池「ZNB」を紹介した。エネルギー密度が高く、発火リスクがないことから、基地局などのインフラ設備のバックアップ電源として利用できるという。
- 日本ガイシのリチウムイオン二次電池、容量アップで需要探る今
日本ガイシは、「TECHNO-FRONTIER2024」で、リチウムイオン二次電池「EnerCera(エナセラ)」シリーズのチップ型「EnerCera Pouch」とコイン型「EnerCera Coin」を紹介した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.