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数百万円で導入できる! 簡易放射イミュニティ試験機電波暗室を使わずに(2/2 ページ)

» 2024年08月02日 09時30分 公開
[半田翔希EE Times Japan]
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持ち運び可能な静電気試験機

 ノイズ研究所は、放電ガンタイプの静電気試験器「ESS-PS1 & GT-31S」も展示した。バッテリー駆動で持ち運びが可能なため、モビリティ機器や大型の医療機器、事務機器でも簡単に静電気試験を実施できる。

 放電ガンにタッチパネルを搭載しているため、試験条件を簡単に設定できる。また、「高圧電源出力チェック」「絶縁不良チェック」「放電リレー動作チェック」の3つのプリチェック機能を搭載している。これにより、専用の測定器を使用せず、試験機の異常を早期に発見できる。IEC 61000-4-2やISO 10605規格に準拠していて、言語は日本語/英語に対応する。

ESS-PS1 & GT-31Sの展示放電ガンのタッチパネル ESS-PS1 & GT-31Sの展示。左=従来品「ESS-3011A & GT-30RA」(右)との比較/右=放電ガンのタッチパネル[クリックで拡大]

 担当者は、「静電気試験器は、ACアダプターがないと試験ができないものが多く、持ち運びが難しい。一方で、ESS-PS1 & GT-31Sは、どこでも持ち運んで静電気試験を実施できるため、自動車メーカーなどで非常に喜ばれている」とコメントした。

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