浄土真宗の開祖である親鸞の言葉を学習させた「親鸞ボット」なども開発されているそうです。
この記事は、2025年7月14日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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特定分野でのテクノロジー活用を表す「○○テック」という言葉が年々増えているように思います。金融(Finance)はFinTech(フィンテック)、食(Food)はFoodTech(フードテック)、教育(Education)はEdTech(エドテック)、などなど……。
これだけハードウェアもソフトウェアも進化している時代ですから、もはやどの分野が出てきても意外ではありませんが、さすがに驚いたことがありました。宗教分野でのテクノロジー活用です。
NHKのドキュメンタリー番組「ドキュメント20min.」の「仏教×テック 2050」と題した回で知った、「ブッダボット」という対話型AIです。開発したのは、京都大学 人と社会の未来研究院 副院長で仏教学を専門に研究する熊谷誠慈氏と、メタバースや機械学習と宗教/哲学を融合させたサービスを展開するテラバース CEOの古屋俊和氏。「スッタニパータ」などの原始仏教経典を学習させて、入力された悩みなどに対して仏教の観点から回答するのだといいます。
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