シャープの半導体製品とその活用例として、ToF(Time of Flight)測距センサーとそれを用いた生理用ナプキンディスペンサー「todokuto」も紹介した。
シャープのToFセンサーは、使用する垂直共振器型面発光レーザー(VCSEL)をシングルモードに設定することで鏡面や光沢面にも対応している。高精度かつ高速応答であることも特徴だ。
これを活用したのがtodokutoだ。前面に手をかざすと自動で1枚ナプキンが出てくるというもので、残量確認にToFセンサーを用いている。ナプキン収納部の天面にToFセンサーが取り付けてあり、1番上にあるナプキンとの距離から残量を割り出し、ネットワークを介して管理者に補充のタイミングを知らせる。
シャープの説明員は「女性特有の健康課題への取り組みとして生理用品の無料配布が広がっていて、特に公共施設に設置したいという自治体の要望がある」と話す。自治体の物品購入は入札方式で決定する場合が多いので、メーカーが都度変わることも珍しくない。todokutoは内部の仕切りや設定を変更すればさまざまな形やサイズのものに対応できることが特徴だという。
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