東京エレクトロンは、開発/製造子会社の東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ(岩手県奥州市)に建設していた「東北生産・物流センター」が完成、竣工式を行った。生産・物流現場の柔軟性や効率性を高め、拡大する市場や多様化する技術ニーズへの対応力を強化する。
東京エレクトロンは2025年11月、開発/製造子会社の東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ(岩手県奥州市)に建設していた「東北生産・物流センター」が完成、竣工式を行ったと発表した。生産/物流現場の柔軟性や効率性を高め、拡大する市場や多様化する技術ニーズへの対応力を強化する。
新たな拠点は、生産設備と物流倉庫を組み合わせたハイブリッド型の物流センターだ。岩手県内外に点在していた物流倉庫を集約した。これによって「生産のリードタイム短縮」や、「人材供給力不足」「BCP(事業継続計画)対応」といった経営課題を解決していく。
東京エレクトロンテクノロジーソリューションズは「成膜装置」の開発/製造拠点だ。将来的にはマルチロボットによる自動倉庫を実装する予定だという。物流エリアから出庫された部材は無人搬送車で生産エリアに搬送され、モジュール組み立てから検査/梱包までの工程を、一貫して行うことが可能となる。この結果、動線を最適化でき生産のリードタイムを短縮できるとみている。
新たに建設した東北生産・物流センターは、鉄骨造り/全免振構造で地上4階建て、延べ床面積は約5万8000m2。建設費用は約240億円。
GAA構造トランジスタの試作が国内で可能に、産総研が試験ライン構築
NEDOの手を離れ本格ビジネスへ レゾナックが27社参画の「JOINT3」設立
MoS2単層膜のツイストや極性を高い精度で可視化
TELとimecが「戦略的パートナーシップ」を5年延長
東京エレクトロン宮城、新開発棟が完成 建設費は520億円
東京エレクトロン、約1000億円投じ宮城に新棟建設Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング