ディスコが、最大400mm角のパッケージを切断できるフルオートダイシングソー「DFD6080」を開発した。2026年下期から販売を始める。
ディスコは2025年12月、最大400mm角のパッケージを切断できるフルオートダイシングソー「DFD6080」を開発し、2026年下期から販売を始めると発表した。
ディスコは2016年から、形状が720×610mmという大型のPLP(Panel Level Package)に対応したダイシングソー「DFD6310」を出荷してきた。今回は、400mm角のワークサイズに対応できる装置を開発した。
DFD6080は、複数のストリップ基板を1枚のフレームに貼り付けて切断することで、生産性の向上とコスト削減が可能になる。しかも、樹脂基板やガラス基板、リードフレームなど、幅広い素材や複合素材の切断が行える。
また、出力が1.8kWのスピンドルや、加工中のドレッシングが可能なサブチャックテーブルなどを標準搭載した。ハブブレードは80枚以上、ハブレスブレードは200枚以上をストックできる。採用したブレードストッカーはワンタッチでブレードの供給/回収が可能な構造となっている。
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