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XConn買収で見えたMarvellの狙い、AIインターコネクトに本格参戦「CXL」と「UALink」(2/3 ページ)

» 2026年01月30日 14時30分 公開
[Majeed AhmadEE Times]

データセンターコネクティビティでCXLが重要な理由

 XConnの買収は、CXLスイッチングシリコン領域でMarvellが手掛けた買収の中では最大規模となる。2022年、同社は株式非公開会社のTanzanite Silicon Solutionsを買収した。この会社もCXL技術の開発企業で、メモリ拡張、階層化、メモリプーリングを専門としていた。3年という期間にわたるこの一連の買収は、AIアクセラレーターの性能を制限するメモリボトルネックの克服を重視した、MarvellのCXL技術に対する戦略的な注力を示すものだ。

AIシステム向けのCXL 3.1スイッチは、メモリのプーリング、共有、拡張を可能にする AIシステム向けのCXL 3.1スイッチは、メモリのプーリング、共有、拡張を可能にする。[クリックで拡大] 出所:XConn Technologies

 CXLは、CPUと他のコンポーネント(GPU、メモリ、FPGA)間の性能を高め、ボトルネックを取り除くためにIntelによって開発された技術で、2019年にはインターコネクトのオープンスタンダードになった。メモリ容量の拡張やAIアクセラレーター間のコヒーレントなデータ共有に対応し、メモリのディスアグリゲーションに不可欠な技術となっている。

 CXLメモリプーリングは、あるサーバの未使用容量を他のサーバのワークロードに利用できるようにすることで、「メモリの孤立化」に対処するというものだ。これによって、ハイパースケーラーにおけるメモリ集中型ワークロードの総所有コスト(TCO)が削減できる。そのため、現在AIデータセンターが直面している「メモリの壁」問題の解決策として、CXLは広く注目されている。

 2025年11月18日に発表された「CXL 4.0」仕様では、複数の物理ポートを1つの論理接続として集約できる「バンドルポート」が導入された。これによって、PCIe 7.0との統合で帯域幅が128Gトランスファー/秒(T/s)に増加し、AIインフラ設計者がメモリシステムを設計する方法を根本から変える可能性がある。

 Marvellは、同社のCXLメモリ拡張コントローラーとXConnのCXLスイッチを組み合わせることで、より高度なAIワークロードに対応可能なCXLポートフォリオの拡充を図るとみられる。さらに、XConnのハイブリッドスイッチApollo 2は、Marvellにとって新たな収益源となる可能性がある。

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