インテル(Intel)の2013年第2四半期は、売上高、純利益ともに2012年第2四半期に比べて減少する結果となった。2013年5月に就任したばかりの新CEOは、ウルトラモバイル機器市場向けの製品開発を最優先にするとしている。
インテルは、2013年第2四半期の決算を発表した。それによると、売上高は128億米ドル、純利益は20億米ドルだったという。前年同期比で、売上高は5.1%減少、純利益は29.3%の減少となった。
2013年第1四半期に比べると、売上高は2%増加、純利益は2%減少している。
インテルは、2013年第3四半期の売上高は、同年第2四半期に比べて1.4〜9.2%の増加となる、130億〜140億米ドルと予測している。一方で、2013年通年の売上高に関しては「2012年とほぼ同等になる」として、実質的な増加率は0%と下方修正した。同社は当初、2013年の売上高の増加率を1桁前半としていた。
さらに、2013年の設備投資額も110億±5億米ドルと、当初の予測から10億米ドル下方修正した。
2013年5月にインテルのCEO(最高経営責任者)に就任したばかりのBrian Krzanich氏は、「就任して2カ月、顧客や従業員、経営陣からインテルと業界全般に関するさまざまな意見に耳を傾けてきたが、当社の事業機会について、これまで以上に自信を深めている。われわれは、未開拓のコンピュータ市場機会を捉えるべく、急速に成長するウルトラモバイル機器市場向けに、最良の製品を作り出すことを最優先事項とする」と述べている。
項目 | 2013年Q2 | 2013年Q1 | 2012年Q2 | 対2013年Q1比 | 対2012年Q2比 |
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売上高 | 128億 | 126億 | 135億 | 2%増加 | 5.1%減少 |
営業利益 | 27億 | 25億 | 38億 | 8%増加 | 29%減少 |
純利益 | 20億 | 20億5000万 | 28億 | 2%減少 | 29.3%減少 |
1株当たり利益 | 0.39 | 0.40 | 0.54 | 3%減少 | 28%減少 |
【翻訳、編集:EE Times Japan】
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