IC Insightsは、2015年におけるセンサー/アクチュエータ市場の成長予測を、16%増から7%増に下方修正した。同市場が、2014年に伸び悩んだことが要因と見られる。
米国の市場調査会社であるIC Insightsは、センサーおよびアクチュエータ市場の2015〜2016年における成長予測を半分以下に下方修正した。
1年前、IC Insightsは2014年、2015年、2016年のセンサーおよびアクチュエータ市場の年間成長率をそれぞれ14%、16%、17%と予測していた。だが、同社は最近になり、同市場における2014年の実際の成長率が6%だったと発表し、2015年と2016年の成長率をそれぞれ7%と9%に下方修正した。また、オプトエレクトロニクス市場の成長予測も1〜2ポイント下げられた。
とはいえ、オプトエレクトロニクス、センサーおよびアクチュエータ、ディスクリート半導体は2014年に強さを取り戻したといえる。2012年と2013年には、これら4分野を合わせた年間成長率はわずか1%だった。だが2014年に9%となり、売上高は史上最高の638億米ドルに達した。
IC Insightsが予想した、2014年における成長予測は、
だった。だが、実際の2014年の成長率は
だったという。センサー市場が伸び悩んだことと、ディスクリート半導体の売り上げが当初の予測を上回った理由は説明されていない。
IC Insightsによる2015年の予測をまとめると、
となっている。
【翻訳:青山麻由子、編集:EE Times Japan】
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