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Apple Watchの初年度出荷数は4000万個? スマートウオッチ市場は好調に推移ビジネスニュース 業界動向(2/2 ページ)

» 2015年04月27日 14時50分 公開
[Rick MerrittEE Times]
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タブレット端末市場は低迷の一途

 2015年のスマートフォン市場では、LTE対応スマートフォンが急激に成長し、台数ベースで28%、売上高ベースで55%を占める見通しだ。LTEスマートフォンは、2018年までには、全スマートフォンの半分を占めると予想され、3Gスマートフォンが2Gスマートフォンを追い抜くのにかかったよりも5年早く世代交代が進む見通しだという。

 スマートフォン全体の成長率は、2014年の27%からは下がるものの、2015年も16%とまずまずの数字を維持する見通しだ。一方、タブレット端末の2015年の成長率は、7%にまで落ち込み、2019年に年間出荷台数3億2000万台でほぼピークに達すると予想されている。5年前の予測では、この数字は6億台と見積もられていた。

 Gwennap氏は「タブレット端末市場は成熟が進み、成長はローエンド製品が中心となっている。Appleの『iPad』は2014年に出荷台数が減少に転じ、Samsung Electronicsのタブレット端末の売上高も低迷している」と指摘する。わずかな光明は、Windowsタブレットだ。2019年のタブレット端末市場では、Windowsタブレットの売り上げ台数は2700万台に増加し、同市場の8%を占めると予想される。Gwennap氏は「Windowsタブレットはまだ、かなり高額だが、企業での利用が増えている」と解説している。

photo スマートフォン市場の成長は緩やかに続く
photo タブレット端末市場は、ほぼ横ばいとなっている

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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