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ワイヤレス給電規格の推進団体A4WPとPMAが合併、中核技術を融合ビジネスニュース 業界動向

ワイヤレス給電規格の推進団体であるAlliance for WirelessPower(A4WP)と、Power Matters Alliance(PMA)は、両組織の統合に署名した。新組織の名称は2015年中に決める。両団体の中核技術を融合した統合製品のロードマップなどを作成していく。

» 2015年06月08日 13時30分 公開
[EE Times Japan]

 ワイヤレス給電規格の推進団体であるAlliance for WirelessPower(A4WP)と、Power Matters Alliance(PMA)は2015年6月、両組織の統合に署名した。新組織の名称は2015年中に決める。中核技術を融合した統合製品のロードマップなどを作成していく予定だ。

 磁界共鳴ワイヤレス給電技術を採用するA4WPと、電磁誘導方式のワイヤレス給電技術を採用するPMAは、2014年2月にそれぞれの給電技術を統合することで合意した。2015年1月には両団体が合併して新たな標準化団体を立ち上げることに合意したと発表し、準備を進めてきた。組織運営を完全一体化することで、両団体がそれぞれ推進してきたワイヤレス充電の中核技術が融合される。そして、民生機器や医療機器、産業機器、軍用機器など幅広い用途において、ワイヤレス充電に関する統一された規格が設定されることとなる。

 新組織の名称などは今のところ未定だが、A4WPの社長を務めるKamilGrajski氏と、PMAの社長を務めるRon Resnick氏がそれぞれ、新組織の会長および社長として留任する。また、技術、試験・認定、規制、マーケティングを含む全てのワーキンググループの主要なリーダーとコントリビュータもそのまま留任することになっている。

 新体制のメンバー数は170を超える企業で構成される。なお、AT&TやBroadcom、Integrated Device Technology、Intel、Samsung、Qualcomm、Starbucksなどが理事会メンバー企業として名を連ねている。

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