ウエハー出荷、四半期過去最高を更新――2015年1〜3月：ビジネスニュース業界動向

SEMIは2015年5月、2015年1〜3月の世界シリコンウエハー出荷面積が2014年第4四半期から増加し、四半期の出荷量で過去最高となったことを発表した。

[庄司智昭，EE Times Japan]

前年同期に比べ11.6％増

　SEMIは2015年5月、2015年1〜3月の世界シリコンウエハー出荷面積発表した。

　2015年1〜3月に出荷されたシリコンウエハーの面積は26億3700万平方インチとなり、前四半期（2014年10〜12月）の25億5500万平方インチから3.4％増加した。四半期の出荷量としては過去最高を記録した。過去最高の更新は前第3四半期（2014年7〜9月）の25億9700万平方インチ以来である。前年同期比では11.6％増となった。

シリコンウエハー世界出荷面積の推移（SEMIの発表資料を元に作成） （クリックで拡大）

　統計をまとめたSEMI Silicon Manufacturers Group（SMG）会長の矢田銀次氏は「半導体市場が2014年に享受した市場の強い勢いが、2015年1〜3月におけるシリコンの出荷面積を押し上げることになった」と述べている。

　同統計はシリコンウエハー業界の分析結果を基に算出。ウエハーメーカーがエンドユーザーに対して出荷した、バージンテストウエハー、エピウエハーを含むポリッシュドウエハーと、ノンポリッシュドウエハーを集計している。太陽電池用シリコンウエハーは含まれない。