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Cortex-A7とCortex-M4コア搭載、低消費電力状態保持モードでわずか250μWマイコン i.MX7シリーズ(2/2 ページ)

» 2015年07月10日 16時00分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]
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i.MX 7シリーズ向けパワーマネジメントICも同時発表

 i.MX 7シリーズ向けに機能/性能を最適化したパワーマネジメントIC(PMIC)「PF3000」も同時に発表した。最大4個の降圧コンバータ、6個のリニアレギュレータ、RTC電源、コイン電池チャージャの機能を備えている。i.MX 7シリーズの他、各種ペリフェラルやシステムメモリなどに対する電力供給も最適化することで、システムレベルの電力効率を高めることができる。実装面積は100mm2以下に抑えた。

i.MX 7シリーズ向けに機能/性能を最適化したパワーマネジメントIC「PF3000」の外観

 この他、スタートアップシーケンスや出力電圧を制御するワンタイムプログラマブルメモリをサポートしているため、外付け部品を削減することが可能である。電力モードとしては「スタンバイ」、「スリープ/LPSR」、「オフ」を備えている。これらのモードはシステム設計者がプログラムすることが可能なため、消費電力と性能のバランスを最適化することができる。

 フリースケール・セミコンダクタでは、i.MX 7シリーズやPF3000、Wi-Fi 11ac/abgn、Bluetooth 4.1、及びLunux OSがインストールされたSDカードなどを搭載したスマートデバイス向けSABREボード、あるいはPF3000の評価ボードなどを用意し、提供している。

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