ロームは、2015年10月7〜10日に開催される「CEATEC JAPAN 2015」に“CHALLENGING TOMORROW WITH YOUR IMAGINATION”を掲げて出展する。あらゆるコトやモノがエレクトロニクス化されている時代で、イノベーションのタネとなる技術や製品を展示していくとしている。
2015年10月7〜10日の4日間、最先端ITとエレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2015(シーテック ジャパン/以下、CEATEC 2015)」が、千葉・幕張メッセで開催される。
CEATEC 2015の開催に先立ち、アイティメディアが運営するEE Times Japan、EDN Japan、MONOist、スマートジャパンの4メディアではCEATEC 2015の特設ページを設け、各編集部が厳選した注目企業の見どころ情報や新製品リリース、速報、イベントリポートなどを多数紹介していく。
>>4メディア合同「CEATEC JAPAN 2015特集」
本稿では、次世代パワー半導体の1つであるSiCパワーデバイスをはじめ、さまざまな分野でイノベーションを追求するロームの出展内容について紹介する。
同社は展示テーマに「CHALLENGING TOMORROW WITH YOUR IMAGINATION」を掲げている。IoTやM2M、Industry4.0という言葉が飛び交うように、身の回りのあらゆるコトやモノがエレクトロニクス化されている。エレクトロニクス化された時代の中で、同社は「さまざまな分野で明日を創造するためのイノベーションのタネとなる技術や製品を展示し、皆さんのイマジネーションに向けて提案していく」と語る。
このテーマの下、展示ブースでは「アナログパワー・パワーデバイス」、「オートモーティブ」、「IoT・マイクロデバイス」の3つのコーナーに分けて展示を行う。
アナログパワー・パワーデバイスのコーナーでは、2015年7月に買収を発表したアイルランドのPowervationの電源ソリューションを展示*)。最先端のデジタル電源やワイヤレス給電、USB Power Delivery(USB PD)などのさまざま機器に最適なソリューションを展示するとしている。SiCを中心としたパワーデバイスの最新ラインアップも展示し、「世界初」(ローム)というトレンチ構造を用いたSiC-MOSFETに注目だという。
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オートモーティブコーナーでは、LEDドライバをはじめ、用途が分かりやすくイメージできる製品を展示。IoT・マイクロデバイスコーナーは、スマート社会構築に貢献するセンサーや無線通信技術をグループ全体で提案するとしている。
「CEATEC JAPAN 2014」の展示では、同社の強みであるアナログパワー技術を駆使したソリューションが展示されていた。2015年は、アナログパワー技術を中心としつつも、新たに電子工作などに使用できるキットを多数展示し、より多くの人にモノづくりの素晴らしさに触れてもらえるような展示にするという。
同社は、「要素技術から量産技術まで、学生からプロまで、CEATEC 2015を通じてロームのエンジニアとお客様が対話することにより、未来を創るイノベーションのタネや新しいビジネスが生まれることに期待している」と語る。
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