同社は2016年6月現在、ワイヤレス分野で10億米ドル以上出荷しており、5Gで求められる顧客の要求にも対応していくとする。5Gでは、4Gと比較して「高速伝送」「大容量化」「低遅延」「消費電力の低減」などが求められてくる。
5G要件に対応するため、7nm製品を2016年度中に発表する予定。「あらゆる帯域で、高い性能を実現する」(Steve氏)とし、製品化までの時間がASICよりも1〜2年短く、5倍の帯域幅/3倍の周波数帯を従来の2分の1の消費電力で実現するという。また、プレ5Gの導入計画がある企業の90%以上が既に、何らかの形で同社の製品を採用している。
Steve氏は、プレ5Gの導入計画に同社の製品が90%以上採用されている要因として、「従来の技術でサポートできない複雑性に対して、当社の製品は対応できる。また、20nm、16nm製品を、競合に先駆けて実装してきたことが非常に大きい」と語った。
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