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» 2016年12月16日 16時00分 公開

IoTが変える未来 SEMICON Japanで動向を探るmy震度に2人乗り超小型EV(2/3 ページ)

[庄司智昭,EE Times Japan]

建物の揺れを測る「my震度」

 SAPジャパンは、白山工業と協業して開発したシステム「my震度」などを展示した。my震度は、もう使わないスマートフォンとアプリを組み合わせることで、安価に建物の揺れを計測するシステムである。現行の地震計は約20km間隔で設置されているため、住む環境によっては正確な震度が把握できない。また、地震計は100万円以上と高価だ。

 同システムは、Appleの「iPhone」「iPod」「iPod touch」(iOS 9以上)に対応している。建物内に設置したスマートフォンが、内蔵する加速度センサーによって地震の揺れを計測。揺れを地図上に表示し、ユーザーは揺れの分布と偏りを見ることができる。

「my震度」システムのデモ。SAPジャパンがサーバを提供しており、白山工業がアプリなどの開発を担っている。なお、地震速報が流れると、サーバが専用アプリに対して、地震の揺れのデータを送信するようリクエストする。そのリクエストがあった時のみ、データがスマートフォンからサーバに送られる (クリックで拡大)
震度データのサンプル (クリックで拡大)

 用途としては、政府や地方自治体などが契約に基づき詳細な震度データを得て、迅速な初動対応につなげることなどが検討されているという。説明員は「今後、my震度自体の認知度を上げること、震度データを蓄積することを進めていく」と語った。

トヨタとrimOnOが実機を展示

 WORLD OF IOTでは、2015年にテスラモーターズジャパンがEV(電気自動車)セダン「モデルS」を展示したことで話題となった(関連記事:半導体業界 拡大の鍵握るIoTを写真で振り返る)。今回は、トヨタとrimOnOの2社が実機を展示している。

 トヨタは、水素をエネルギー源として発電して走る燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」を展示。同社のコメントによると、MIRAIは自社開発の「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用しており、エネルギー効率が高く、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない。3分ほどの水素の充填で十分な走行距離を得られるという。

トヨタのFCV「MIRAI」 (クリックで拡大)
rimOnOの超小型EV。かわいい (クリックで拡大)

 rimOnOが展示したのは、2人乗りの超小型EVである。全幅1.0×全長2.2mとコンパクトサイズで、「誰もが安心して乗れる“乗り物“を目指している」という。特徴的なのは、外板は布製の素材となっているため、取り外して着せ替えが可能なことだろう。

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