Marvell Technology Group(マーベル・テクノロジー・グループ)は2017年11月20日(米国時間)、Cavium(カビウム)を買収すると発表した。買収総額は約60億米ドル(約6700億円)。
Marvell Technology Group(マーベル・テクノロジー・グループ)は2017年11月20日(米国時間)、Cavium(カビウム)を買収すると発表した。買収総額は約60億米ドル(約6700億円)で、買収完了は2018年半ばを見込む。
Marvellは、米国カルフォルニア州サンタクララに本社を置き、HDDやSSD向けのストレージコントローラー、ネットワーク機器向け半導体、無線通信用半導体を手掛ける。売上高は約23億米ドル(2016年実績)。一方のCaviumは、同州サンノゼに本社を置き、ネットワークプロセッサやセキュリティ製品を手掛け、2016年の売上高実績は約6.3億米ドル。Marvellは、Cavium買収により年間売上高は約34億米ドルになるとする。
買収は、Caviumの普通株式1株に対し、40米ドルの現金とMarvell普通株式2.1757株を支払う形で実施する。
Marvell社長兼CEOのMatt Murphy氏は買収について「2つの非常に補完的な企業のエキサイティングな組み合わせ」とコメント。Caviumの共同創業者でCEOを務めるSyed Ali氏も「Caviumの事業は非常に強固だが、(Marvellと)一緒になることで包括的なエンドツーエンドソリューションを提供できる世界でも数少ない企業の1つになる」としている。
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