・AppleがImaginationのGPU使用を停止、2年以内に
長年にわたりImagination TechnologiesのGPUを使用してきたAppleが、今後2年以内にImaginationの技術利用を停止する方針であることが明らかになりました。Appleからこの通告を受けたImaginationの株価は急落。ついには事業売却にまで至ってしまいました。2016年度のImaginationの売上高は、半数以上がAppleからのライセンス料によるものでした。売上高において、1社のみの比率が圧倒的に高いことの危うさを再認識するとともに、Appleの影響力の大きさも実感したニュースでした。
豊通エレクトロニクスとトーメンエレクトロニクスが2017年4月1日に合併し、ネクスティ エレクトロニクスが発足しました。事業規模は2015年3月期実績で約4600億円。エレクトロニクス商社としては、国内最大の売り上げ規模になる見込みです。半導体メーカーだけでなく、半導体商社の業界でもM&Aが始まっています。
連日報道されていた東芝関連のニュースを受け、業界アナリストに執筆していただいた記事です。東芝だけでなく、他の日系電機メーカーにも起こり得る共通の課題とは、何なのでしょうか。ちなみに東芝は、この月、2016年度の最終赤字が9500億円になるとする見通しを明らかにしています。
パナソニック ソリューションテクノロジーが、NVIDIAと販売代理店契約を締結。ディープラーニングビジネスを共同で進めていくと発表しました。
・Googleが第2世代TPUを発表、処理性能は180TFLOPS
Googleが、機械学習(マシンラーニング)向けのプロセッサ「TPU(Tensor Processing Unit)」の第2世代を発表しました。トレーニングと推論の両方に最適化されたもので、処理性能は180TFLOPSになるとしています。
IBMが、京都で開催された「2017 Symposia on VLSI Technology and Circuits」で発表した技術です。積層シリコンナノシートをベースにした新しいトランジスタアーキテクチャで、FinFETに比べ消費電力を大幅に削減できるとしています。
過熱するAI(人工知能)のトレンドに対し、専門家たちが警鐘を鳴らしました。AIは大きな可能性を秘めているものの、「人類のあらゆる問題を解決するという見方が、強調され過ぎているのではないか」と懸念を示しています。特に一般消費者向けの報道では、「AIが万能」であるかのような印象を受けることも多く、情報を発信する側も注意を払う必要があります。
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