PCIe Gen5対応アナライザー、待望のジャマー機能搭載:PCIe規格を阻害しない
テレダイン・レクロイ・ジャパンは、高速バスインタフェース規格「PCI Express 5.0(PCIe Gen5)」にも対応できるアナライザー「Summit M5x」を発表した。
テレダイン・レクロイ・ジャパンは2018年6月、高速バスインタフェース規格「PCI Express 5.0(PCIe Gen5)」にも対応可能なアナライザー「Summit M5x」を発表した。
新製品は、PCIe Gen4規格に準拠したジャマー機能を搭載し、RC(ルートコンプレックス)−EP(エンドポイント)間トラフィックの加工や置き換え、間引き、追加を行うことができる。搭載したNVM Express(NVMe)やNVMe−MIへのジャマー機能は、PCIe規格上での運用を乱さずに、RC−EP間通信を加工できるのが特長だ。「不必要な遅延やリトライを発生させる従来のPCIeジャマー機能とは一線を画す」と主張する。
Summit M5xの外観
転送速度は32Gトランスファ/秒までカバーしており、高速インターコネクト技術「Gen−Z」や「CCIX」にも対応する。通信ポートはPCIe 4.0が16レーンまで、PCIe 5.0が8レーンまで対応可能な設計となっている。バッファメモリは最大128Gバイトまで拡張することができ、長時間の信号採取が可能である。制御用PCとの接続は1000-BaseTイーサネットあるいはUSBで行う。さらに、TCG/Opalによる転送データのデコード解析もサポートしている。
- 12ビット新型オシロ、8GHzで最大5Gポイントのロングメモリ
テレダイン・レクロイ・ジャパンが発表したオシロスコープ「WavePro HD」は、12ビット分解能、周波数帯域が最大8GHzでサンプリング速度が最大20Gサンプル/秒を実現している。しかも、最大5Gポイントのロングメモリを搭載した。
- PCIe Gen4試験システム、オールインワンで提供
アンリツとテレダイン・レクロイ・ジャパンは、高速バスインタフェース「PCI Express 4.0(PCIe Gen4)」に関する試験を自動で行えるシステムを提供する。
- USB PDとType-Cの規格適合試験、1台で対応
テレダイン・レクロイ・ジャパンは、USB 3.1プロトコルアナライザー「Voyager M310P」を発表した。1台でUSBパワーデリバリー(PD)とType-Cのコンプライアンステストに100%対応することができるという。
- MIPIはモバイルから車載へ、成長拡大を求めて
これまで主にスマートフォンをはじめとしたモバイル機器で普及してきたMIPI規格だが、次なる成長機会として自動車分野に狙いを定めている。
- USBロゴ認証試験も――GRLがテストラボ開設
GRLジャパンは、新横浜にテストラボを新設し2016年1月より本格的に業務を開始した。USB3.1/Type-Cのロゴ認証テストを始め、さまざまな高速インタフェースに関わるテストサービスなどを提供していく。
- PCIe SSDの性能を引き出す「NVMe」
今回はNVMe(Non-Volatile Memory Express)を紹介する。NVMeはストレージ向けのホスト・コントローラ・インタフェースの1つで、PCIe(PCI Express)インタフェースを備えた高速のSSDを対象にした規格仕様である。
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