ユーブロックスジャパンは、NXP Semiconductors製i.MXプロセッサ評価ボードに向けた「ワイヤレスM.2カード」2種類を発売した。「Wi-Fi 6」や「Bluetooth 5.1」の機能を容易に評価することができる。
ユーブロックスジャパンは2021年7月、NXP Semiconductors製i.MXプロセッサ評価ボードに向けた「ワイヤレスM.2カード」2種類を発売した。「Wi-Fi 6」や「Bluetooth 5.1」の機能を容易に評価することができる。
新製品は、JODYモジュールを搭載した「M2-JODY-W3カード」と「M2-JODY-W2カード」。最新のNXP i.MX評価ボードがサポートする「M.2 Type2230 Key E」フォームファクターに基づいたカードである。
M2-JODY-W3カードは、NXP製ワイヤレスSoC「88Q9098」をベースにした通信モジュール「JODY-W3」を搭載。IEEE 802.11axとデュアルモードBluetooth 5.1をサポートしている。デュアルMACと各バンドの2×2MIMOアンテナを用いて、Wi-Fi 2.4GHzと5GHzのデュアルバンド同時接続ネットワークを実行できる。Bluetoothは、Bluetooth 5.1 ClassicとLEのデュアルモードおよび、標準の長距離通信オプションに対応する。
M2-JODY-W2カードは、NXP製ワイヤレスSoC「88W8987」をベースとした通信モジュール「JODY-W2」を搭載。IEEE 802.11acとBluetooth/Bluetooth Low Energy 5をサポートする。また、802.11a/b/g/n/ac規格のデュアルバンドWi-Fiにも対応する。
これらの新しいカードは、NXP i.MX評価キットや、NXPのパートナーが提供する組み込みシステムボードのコンテキストで、ワイヤレス接続オプションを評価する方法として用いることができる。
ユーブロックスは、M2-JODY-W3やM2-JODY-W2カードを、M.2ソケットがないレガシー評価ボードでも使えるよう、「microSD-to-M.2アダプター」や「microSD-to-SDアダプター」を用意している。
新製品は、産業オートメーションや車両ナビゲーション/テレマティクス、車載インフォテインメント/ハンズフリーオーディオ、リモート診断/患者モニタリング、セキュリティカメラ、決済端末といった用途に提案していく。
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