STマイクロエレクトロニクスは、産業/車載システムのM2M(マシンツーマシン)用途向けに、GSMA認定済みeSIM(組み込み型SIM)IC「ST4SIM」の販売を始めた。販売代理店のサイトなどからオンラインで購入することができる。
STマイクロエレクトロニクスは2021年9月、産業/車載システムのM2M(マシンツーマシン)用途向けに、GSMA認定済みeSIM(組み込み型SIM)IC「ST4SIM」の販売を始めた。販売代理店のサイトなどからオンラインで購入することができる。
eSIM ICは、IoT(モノのインターネット)機器を移動体通信網に接続して通信サービスを利用するために必要となるデバイスである。産業機器などに組み込むことで、装置の状態監視や予知保全、アセット管理、エネルギー管理などを、遠隔地から容易に行うことができる。
ST4SIMは、GSMA仕様に基づき、SIMプロファイルをリモート管理することができるため、機器に直接アクセスしなくても通信プロバイダーを変更することが可能だという。パッケージは、外形寸法が5×6mmのDFN8ウェッタブルフランクパッケージ(MFF2)で供給する。超小型のWCSP(ウェハレベルチップスケールパッケージ)などもオプションで用意している。
なお、パートナー企業のTruphoneが運用するデバイスオンボーディング・プラットフォームやサービスプロビジョニング・プラットフォームを利用して、M2M向け製品の展開とeSIMのアクティベーションを行うことが可能になる。ST4SIMを搭載した開発キット「B-L462E-CELL1」も用意しており、システムの開発や評価を速やかに行える。
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