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MIPI A-PHYやASA向けテストソフトウェアを発表車載向けSerDesの設計を検証

キーサイト・テクノロジーは、車載向け高速インタフェース(SerDes)である、「MIPI A-PHY」や「Automotive SerDes Alliance(ASA)」規格に準拠した物理層の設計検証を行うためのソフトウェア「トランスミッター/チャネル・テストアプリケーション」および、「テスト用アダプター」を発表した。

» 2021年11月09日 13時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

ソニーセミコンダクタソリューションズやRosenbergerと共同開発

 キーサイト・テクノロジーは2021年11月、車載向け高速インタフェース(SerDes)である、「MIPI A-PHY」や「Automotive SerDes Alliance(ASA)」規格に準拠した物理層の設計検証を行うためのソフトウェア「トランスミッター/チャネル・テストアプリケーション」および、「テスト用アダプター」を発表した。これらの製品は、ソニーセミコンダクタソリューションズおよび、Rosenbergerと共同開発した。

 車載ネットワークは、帯域幅が広く、高速で高信頼のデータ転送が求められている。このため、先進運転支援システム(ADAS)や車室内の高度なインフォテインメントを実現するためのインタフェース技術として、高速SerDesが期待されているという。

 システム設計者は、キーサイトが提供する車載向けSerDesトランスミッター・テストアプリケーション「AE2010T」で行うテストにより、オシロスコープ「Infiniium UXRシリーズ」を用いて、各結果を自動的に構成できる。また、車載向けSerDesチャネル・テストアプリケーションで行うテストにより、ユーザーはネットワークアナライザーのテストを自動化できる。

 これらのテストアプリケーションを組み合わせて用いることにより、顧客は全体のテスト時間を短縮するとともに、ソフトウェアライセンスのコストやインストールの手間を減らすことが可能になるという。

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