ルネサス エレクトロニクスは2022年3月17日、同16日深夜に発生し宮城県と福島県で最大震度6強を観測した地震による影響について発表した。
ルネサス エレクトロニクスは2022年3月17日、同16日深夜に発生し宮城県と福島県で最大震度6強を観測した地震による影響について発表した。
同社によると、地震発生後から同社の那珂工場(茨城県ひたちなか市)、高崎工場(群馬県高崎市)が操業を停止している。両工場では一時停電があったものの、現在では復電し、用役設備も稼働を再開した。同17日朝からクリーンルーム内の装置や製品の被害状況を確認中で、生産再開の時期は設備などの状況を見ながら決定していくという。
また、米沢工場(山形県米沢市)も地震直後に一時操業を停止したが、同17日午前中にテストの一部工程で生産を再開した。同社は同17日朝からクリーンルーム内の装置や製品の被害状況を確認中だという。
同社グループの他拠点については地震の影響はなかった。また、同社は、サプライヤーや協力会社を含めた、サプライチェーン全体での影響についても確認を進めている。
一方、キオクシアでは、北上工場(岩手県北上市)で一部の製造装置が揺れを検知し、自動停止したものの、生産は継続している。同社広報によれば、人的および建屋の被害はないが、今回の地震による生産への影響は「確認中」という。
村田製作所では登米村田製作所(宮城県登米市)と仙台村田製作所(仙台市泉区)、東北村田製作所の郡山事業所(福島県郡山市)および本宮工場(福島県本宮市)において、建物/設備の一部に被害が発生、操業に影響が出ており復旧作業中という。このうち郡山事業所、本宮工場については同18日から順次生産再開予定としている。
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