「Ritz-Galerkin(リッツ・ガラーキン)法」にビラード・カスケード電圧逓倍回路を当てはめる。入力と出力の関係式はダイオードの数Nによって変化する[クリックで拡大] 出所:imecおよびEindhoven University of Technology(IEDMショートコースの講演「Practical Implementation of Wireless Power Transfer」のスライドから)
整流回路の入力電力(横軸)と出力電圧(縦軸)の関係(近似解と測定値)。左はカスケード接続したダイオードを2個(N=2)、右はダイオードを4個(N=4)とした場合[クリックで拡大] 出所:imecおよびEindhoven University of Technology(IEDMショートコースの講演「Practical Implementation of Wireless Power Transfer」のスライドから)
ダイオードの数がn個(n段)のビラード・カスケード電圧逓倍回路(整流回路)(左)と、1個のダイオードでまとめた等価回路(右)[クリックで拡大] 出所:imecおよびEindhoven University of Technology(IEDMショートコースの講演「Practical Implementation of Wireless Power Transfer」のスライドから)
入力インピーダンスの抵抗成分Rとリアクタンス成分Xの計算結果。左はダイオードが2個の場合。右上はダイオードが4個、右下はダイオードが6個の場合。AEは常微分方程式を解いた結果。HBはEDAソフトウェア「ADS」による解析結果[クリックで拡大] 出所:imecおよびEindhoven University of Technology(IEDMショートコースの講演「Practical Implementation of Wireless Power Transfer」のスライドから)
ワイヤレス電力伝送の過去から未来までを展望
今回から、「IEDM 2021」でオランダimec Holst Centreでシニアリサーチャー、オランダEindhoven University of TechnologyでフルプロフェッサーをつとめるHubregt J. Visser氏が講演した「Practical Implementation of Wireless Power Transfer(ワイヤレス電力伝送の実用的な実装)」の内容を紹介する。