ループアンテナの電流密度と入力インピーダンスを解析した。周波数は868MHzである。電流は給電フィードの近くに集中していた。入力インピーダンスは周波数に依存する。周波数が高まるとインピーダンスは急速に増加していく。
プリント配線基板に形成したループアンテナの電磁界解析。周波数は868MHz。電流密度、入力インピーダンスの周波数依存性、利得、放射パターン[クリックで拡大] 出所:imecおよびEindhoven University of Technology(IEDMショートコースの講演「Practical Implementation of Wireless Power Transfer」のスライドから)プリント配線基板にループアンテナとインピーダンス整合回路、整流回路、DCコンバーター回路などを載せたワイヤレス受電端末を試作した。この端末を応用した実験については次回に述べたい。
試作したワイヤレス電力伝送システムの受電端末[クリックで拡大] 出所:imecおよびEindhoven University of Technology(IEDMショートコースの講演「Practical Implementation of Wireless Power Transfer」のスライドから)⇒「福田昭のデバイス通信」連載バックナンバー一覧
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