令和6年能登地震について、2024年1月26日までに発表された東芝デバイス&ストレージ(東芝D&S)と日本ガイシの最新情報をまとめる。
2024年1月1日に発生した令和6年能登地震。北陸に生産拠点を持つ半導体/電子部品メーカー各社が現在も影響の確認を進めるとともに、生産ラインや工場の復旧作業を続けている。同年1月26日までに発表された、東芝デバイス&ストレージと日本ガイシの最新情報をまとめる。
東芝デバイス&ストレージは2024年1月26日、最新情報として第6報を発表した。同社によると、この第6報が最終報になるという。
パワー半導体の生産拠点である加賀東芝エレクトロニクス(石川県能美市)では、排気配管の修復などを完了し、主力ラインの稼働を順次再開した。これまで発表していた通り、2024年2月上旬には、被災前の生産能力に近いレベルへの復帰を目指す。他のラインについても順次稼働を再開していて、被災前の生産能力に近いレベルへの復帰時期を、当初想定していた同年2月中旬から、主力ラインと同じく2月上旬への前倒しを目指すと述べている。
日本ガイシは2024年1月23日、第3報を発表。1月下旬の全面稼働を目指し復旧活動を行っていた石川工場(石川県能美市)について、計画通り1月22日から全面稼働を開始したという。
NGKセラミックデバイスの石川工場(石川県能美市)は1月11日に既に生産を再開している。北陸エナジス(石川県志賀町)については、配電機器工場は1月22日週から順次生産を再開。2月下旬の全面稼働を目指している。一方で、一部設備に損傷を確認している配電がいし工場については、現在も復旧作業を進めていて、生産再開時期は確認中だという。
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