AGC、台湾にケミカルズテクニカルセンターを開設:半導体・電子材料向け化学製品関連
AGCは、台湾・新竹に半導体・電子材料向け化学製品のテクニカルサービス拠点「AGCケミカルズテクニカルセンター(AGC Chemicals Technical Center)」を、2024年10月に開設する。
AGCは2024年9月、台湾・新竹に半導体・電子材料向け化学製品のテクニカルサービス拠点「AGCケミカルズテクニカルセンター(AGC Chemicals Technical Center)」を、2024年10月に開設すると発表した。
新設するテクニカルセンターは、AGC Electronics Taiwanが運営する。AGCはこれまで、台湾地域で電子部材の製造販売活動を展開してきた。今回のテクニカルセンター開設により、マーケティング活動をさらに強化し、迅速な技術サービスを提供していく。これにより、顧客の要求に応じて化学製品の評価や分析を速やかに行うための体制を整えた。
また、半導体・電子材料市場における最新のニーズを現地で吸収し、最適な化学製品の提案や、新製品の開発につなげていく計画である。
AGCケミカルズテクニカルセンターのエントランスイメージと入居するビルの外観[クリックで拡大]出所:AGC
AGCグループは、中期経営計画「AGC plus-2026」の中で、パフォーマンスケミカルズを戦略事業の一つと位置付けており、今回の拠点開設もその一環である。
- AGC、EUVマスクブランクスの生産能力を増強
AGCは、EUV露光用フォトマスクブランクス(以下、EUVマスクブランクス)の生産能力を増強する。AGCグループにおけるEUVマスクブランクスの生産能力は、2025年に現在より約30%増えるという。
- 車周辺の移動体をリアルタイムでマップ上に表示
NTTドコモ、AGC、NTTコミュニケーションズはトヨタ自動車と共同で、建物の窓ガラスに設置したカメラで撮影した移動体の映像を5G(第5世代移動通信)で伝送し、その位置を仮想空間のマップ上にリアルタイムで表示させる実証実験に成功した。
- 全頂点にフッ素原子が結合した立方体型分子を合成
東京大学とAGCの研究グループは、広島大学および京都大学との共同研究により、全ての頂点にフッ素原子が結合した立方体型分子「全フッ素化キュバン」の合成に成功し、その内部空間に電子が閉じこめられた状態を初めて観測した。
- 積水化学工業が武蔵工場を増強、台湾にはR&D拠点
積水化学工業は、先端半導体製造工程で用いられる高接着易剥離UVテープ「SELFA」について、国内で生産能力を増強する。また、半導体材料のR&D拠点を台湾に新設することも決めた。これらに関連する投資総額は約50億円を予定している。
- TSMC、売上高/純利益が過去最高に 通期予想を上方修正
TSMCは、2024年第2四半期(4〜6月)の決算を発表した。売上高は6735億1000万ニュー台湾ドル(約3兆2000億円/205億米ドル)、純利益は2478億5000万ニュー台湾ドル(約1兆1800億円/754億米ドル)と、どちらも過去最高額を更新した。
- 日本ガイシ、台湾のスタートアップ企業に出資
日本ガイシは、台湾のスタートアップ企業「PanelSemi」に出資した。NGKグループは新事業化品で2030年に1000億円以上の売上高を目指す計画を掲げており、今回の出資もその一貫。
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