図6は2022年以降の大手半導体メーカーのスーパーハイエンドチップの様子である。各社各様の作り込みだが、1パッケージに多くのシリコンが収納されている。CoWoS(Chip on Wafer on Substrate/フル活用もあれば部分適応もある)なども活用されるが、各社異なる取り組みを行っている。学会や企業広告で発表されない技術も実際には多数活用されている(分解すればすぐに分かる)
図7は2024年に発売されたスマートフォン/PC向けのInFO(Integrated Fan-Out)技術が採用されたプロセッサの端子とシリコンキャパシターの数である。今後はパッケージ内で機能と特性の両者を作り込むことが主流になっていく。
2025年も、“モノ”(実物)を見て判断していきたい(長年の半導体メーカー内での設計開発やマーケット企画で、モノを見ないで判断ミスしているケースや昔の技術のまま最新事例を見ないで話を進める事例を多数目撃した)。本年も、製品分解シリーズを楽しみにしていただきたい。
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